1.安全規則
キャスターと車輪は一般的に、取替えが可能なものを言います。
装備と家具、運搬具またはいろんな生産品に取り付け搬送する場合に使用します。 このような生産品は一般的な人が歩く速度より早くてはいけなくて、またその速度がずっと続いてはいけません。
キャスターは下記のような分野で使用できます。
家庭用品 : 椅子、家具 外
一般用品 : ショッピングカート、事務用品 外
健康用品 : ベッド、医療カート 外
産業用品 : 重い荷重を運搬する器具 外
※注意
キャスターと車輪を次のような使用規定に基づいて取り付けると長期間、問題なく使用できます。
  • 予め設計された位置に正しく安全に付着しなければならない。
  • 付着される位置は十分な硬度と材質を持たなければならない。
  • 付着の作業のためキャスターと車輪が有害な影響を受けてはならない。
  • 旋回型キャスターは旋回軸が垂直になるように付着しなければならない。
  • 固定型キャスターは車輪軸が移動方向に対して直線になるように付着しなければなりません。もし旋回型キャスターだけ付着する場合も同じ方法でご使用ください。
  • 旋回型キャスターと固定型キャスターを共同で付着する場合、製造者がカタログに収録された製品規格に合うように使用しなければなりません。
  • キャスター完製品仕様から組立品と構成部品を変更したり、改造してはなりません。
特殊な使用環境によるキャスター仕様:
製品に腐蝕が発生できる室外環境や海岸で使用する時は特殊に製作されたキャスターをご使用ください。
5℃以下と30℃以上の温度で使用する場合には温度の下限値と上限値を超える影響で許容荷重が減少するために特殊に制作されたキャスターをご使用ください。
以外にもキャスターを選択する時にはすべての負荷可能性を注意深く調査しなければならない。
※N=㎏X9.8
力の表示はN(ニュートン)に変更します。
2.使用環境
1) 路面環境
一般的に軟質の路面の場合には硬質の車輪を、硬質の路面の場合には軟質の車輪を使った方がいいです。
しかし使用装備に振動と騒音を減らして床を守るために高単性の軟質車輪を使った方がいいです。ただし使用荷重が重いため機動する時抵抗力が多く発生して装備を動かすのが難しいなら硬質の車輪を使用しなければなりません。
ブレイクの制動力を維持するために路面とタイヤとの摩擦係数を比較しなければなりません。もし路面の摩擦係数がタイヤの摩擦係数)より小さい場合にはブレーキを作動しても傾斜地でタイヤが滑る現象が発生します。(タイヤの摩擦係数の比較)
MIR WHEEL > SR, RCI, RSD WHEEL > PLY, PCI, PSD WHEEL > HR, LDP, HDP, NYL WHEEL
2) 腐蝕環境
使用環境が食堂や室外、海岸など水分や塩分がたくさん発生する環境では本体の腐蝕と旋回部分のグリス流失などで寿命が減少します。
当社の製品は鉄鋼部品を亜鉛鍍金とクロム鍍金などで表面処理して製造しております。
※注意
しかし特に苛酷な環境ではステンレス鋼で製造されたさび止めキャスターと耐水性能を持っているグリスで製造されたキャスターに特殊製作しなければなりません。
3) 温度環境
オーブンとスチーム室のように高い温度や冷凍室の低い温度の環境で使用すると特殊温度の影響で車輪の硬度が急激に減少して旋回部分に塗布されたグリスが機能を失います。
※注意
このような特殊な温度環境では当社と事前に協議して徹底的な車輪とグリスなどを選定しなければなりません。
4) 油や化学薬品
油や化学薬品にさらされる環境であれば車輪と本体が簡単に老化になり寿命が減少します。
このような油と化学薬品に十分に耐えられる車輪と本体を選定しなければなりません。
※廃棄時の注意
キャスターを廃棄する場合には本体と車輪を分離した後、廃棄物の管理法に従って廃棄してください。
一般ゴミと一緒に捨てると環境汚染など公害を誘発します。
3.保守点検
1) キャスター付着後の点検事項
キャスターを使用装備や器具に付着した後、次の事項を点検お願い致します。
NO 点検事項 結果 処置事項
1 キャスターが設計された位置に
正確で堅固に付着されたのか
位置の確認後付着
2 キャスターが付着された後
使用装備が水平なのか?
装備の水平確認
3 キャスターの回転と車輪、
ブレイクの作動に以上はないか?
必要な時交換
2)使用前の点検事項
キャスターを使用する前に、つまり移動やブレイクを作動する前に下のような
事項を点検お願い致します。
NO 点検事項 結果 処置事項
1 車輪の回転が円滑なのか 必要な時に交換
2 キャスターの旋回が円滑なのか 異物質 除去
3 キャスターのブレイク作動は
以上ないか
必要な時交換
3) 定期点検事項
キャスターの定期点検は下記のような事項を 最小3ヶ月単位で点検お願い致します。
  • キャスターの旋回機能を点検
  • キャスターのブレイクの点検
  • キャスターに付いた異物を除去
  • 車輪の回転性能の点検
  • キャスターの旋回部のグリス状態を点検
※警告
キャスターに欠陥がある状態ではご使用をおやめください。
4) 故障診断および措置案
故障 措置案
キャスター
旋回不良
1. 旋回部の異物を除去してグリス再注入
2. キャスターと装備との接触の確認
3. キャスター付着状態の確認
4. キャスター本体(Yoke)不良の交換
車輪の
回転不良
1. 回転部の異物を除去してグリス再注入
2. 車輪の接地面の破損状態を確認
3. 車輪の不良品の交換
ブレイク
作動不良
1. ブレイク装置の変形や破損有無の確認
2. ブレイク装置の組み立て状態の確認および再組立
3. ブレイク装置の不良の交換
  • 他の不良事項に関する応急処置やお問い合わせ、またはA/Sが必要な時は裏面の連絡先にご相談ください。
次の様な仕様はしないでください
不適当で平坦でない地面で使用しないでください
車輪にブレーキを掛けた後、強制的に動かさないでください
カタログにある許容荷重より大きい積載量で使用しないでください
キャスターをあまり長時間続いて移動しないでください。 (最大2時間)
キャスターをあまり速い速度で使用しないでください。(最大4Km/H)
過度な衝撃や落下荷重を受けないでください
側面荷重を受けないでください
車輪に鋭い異物質の接触を避けてください
周辺の気温が高すぎたり低すぎる場所で使用しないでください
腐蝕環境で長時間 露出しないでください